ヒメスズメバチの生態

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ヒメスズメバチとは

ヒメスズメバチは、女王蜂、オス蜂、働き蜂とも24~37mmで個体差があまりありません。オオスズメバチに次いで大型の蜂ですが、腹部は黄色と黒の縞模様をしていますが腹端が黒色なので容易に見分けられることができます。
日本国内の生息地は、本州、四国、九州で本土亜種と対馬に生息する対馬亜種、琉球列島に生息する琉球亜種の3亜種が分布していて平地から低山地にかけて極一般的に目撃されています。
営巣場所は、屋根裏や物置、土中などの閉鎖的な場所に巣を作られていることが目撃されております。巣の形状は、釣り鐘状か電灯の傘のような形をしていて、下端は開放していて巣盤が見られます。巣盤数は3~4層、育房数は210~400房でスズメバチの中では最も小型の巣となっている。
幼虫の餌は、他種とは大きく異なっていて、アシナガバチの幼虫と蛹を噛み砕いて、その体液のみを食します。そのため、アシナガバチの発生消長に合わせた生活をしいて営巣期間は、約5ヶ月と短く女王蜂は5月中旬頃から営巣を開始し働き蜂は、7月から羽化し始め8月~10月には50匹を越えてきます。オス罰と新女王罰は8月~9月に羽化し、新女王バチの羽化数が営巣規模により異なってきますが20~40匹程度と極少数です。
体長がオオスズメバチに次いで大きなことや威嚇性が強く、まとわりつくように飛び回るので恐怖感がありますが攻撃性は最も弱く毒性もあまり強くありません。

昨今、高層ビルの最上階や屋上付近をヒメスズメバチのオス罰が多く飛び回り恐怖感を与える事例が市街地でも目撃されるなど発生しています。発生時期は、8月下旬~9月下旬にかけてで時間がAM9時30分頃~10時半頃の間です。
飛来してくるオス蜂は、建物に沿って活発に飛び回り屋上へ飛来することもあります。この行動は、交尾行動に伴うもので飛び回っている個体は全てオスバチですから刺傷被害が発生する心配がありませんので特に有効な対策もありません。

ヒメスズメバチの習性

ヒメスズメバチは、スズメバチ科の昆虫で、日本を含む東アジアに分布しています。スズメバチに比べるとやや小型で、黒色をしています。一般的には、森林や山間部などに生息し、昼行性で、単独で行動することが多く、蜂の巣を作ることは比較的少ない傾向にあります。ただし、時には蜂の巣を作ることがあり、特に古い建物や空き家などに営巣することがあります。また、独特な防御行動として、体表から発生させた匂いによって群れを呼び集め、一斉に攻撃することがあります。そのため、ヒメスズメバチに刺されると、スズメバチよりも痛みや腫れが強いことがあります。

ヒメスズメバチの毒性と攻撃範囲について
ヒメスズメバチ(姫胡蜂)は、日本や東アジアに分布するスズメバチの一種です。以下にヒメスズメバチの毒性と攻撃範囲について説明します。

・毒性: ヒメスズメバチの毒は一般的なハチの毒と比較して強力ではありません。刺されると、軽い痛みや腫れ、炎症が生じることがあります。ただし、個人差やアレルギー反応の有無によって症状が異なる場合もあります。アナフィラキシーショックなどの重篤なアレルギー反応が現れることもまれですが、刺された場合は注意が必要です。
・攻撃範囲: ヒメスズメバチは巣を守るために攻撃性があり、巣や巣の周辺に近づくものに対して攻撃を行うことがあります。通常、ヒメスズメバチの攻撃範囲は数メートルから数十メートル程度と考えられています。巣や巣の周辺で威嚇行動や攻撃行動が観察されることがあります。
・防御行動: ヒメスズメバチは巣の防衛のために攻撃行動を行います。攻撃時には複数の個体が協力して攻撃を仕掛けることがあります。ヒメスズメバチの攻撃は素早く、刺されると痛みや腫れが生じることがあります。

●注意点:
・ヒメスズメバチの巣や巣の周辺には近づかないようにしましょう。攻撃される可能性があります。
・刺された場合は、速やかに安全な場所に移動し、刺された箇所を冷やすなどの応急処置を行いましょう。
・重篤な症状やアレルギー反応が現れた場合は、すぐに医療機関の受診をおすすめします。

ヒメスズメバチに関しても、人によってアレルギー反応や体質の違いがありますので、個人の体調や状況に応じて注意することが重要です。


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