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シギ・チドリ類
水辺でくらす鳥の仲間であり干潟や川辺や湖の浅瀬で餌を探す姿がよく見られます。くちばしや脚の長さや形が種ごとに違うため同じ場所にいても食べ方と選ぶ餌が変わりその違いが観察の面白さにつながります。渡りを行う種も多く季節によって同じ場所で見られる種類が入れ替わる点も特徴です。春と秋には短い期間だけ多くの種が集まることがあり水辺の環境がどれほど豊かかを知る手がかりにもなります。

1.シギ・チドリ類の特徴
浅い水辺やぬかるんだ地面で生活しやすい体つきになっており脚が長い種は水の中へ入って歩きながら餌を探します。一方で脚が短めの種は波打ち際や砂浜を素早く走り小さな獲物をついばむことが得意です。くちばしは餌の取り方を反映しており細長いくちばしは泥の中へ差し込んでゴカイや小さな貝や甲殻類を探し短いくちばしは地表の昆虫などを見つけて素早くついばむのに向きます。また上向きや下向きに反ったくちばしをもつ種もいて水深や泥の硬さに合わせて餌場を分け合うことがあります。飛ぶ時の姿にも共通点があり翼の模様や白い帯や尾の模様が識別の手がかりになります。地上では体色が周囲に溶け込む種が多い一方で繁殖期には羽の模様が変化して目立つ姿になる種もいます。生息地は干潟や海岸線だけでなく河川敷や湿地や湖沼や水田なども含まれ淡水域と海水域の両方を使う種もいます。餌が豊富な場所へ集まりやすいため潮の満ち引きや水位の変化に合わせて移動する様子も観察できます。繁殖は地面のくぼみや草地に巣を作る形が多く卵を守るために周囲へ溶け込む行動をとります。ひなは孵化後まもなく歩ける状態で親と一緒に餌を探しますが外敵が多い環境では警戒の鳴き声や囮行動で巣やひなを守ることがあります。近くで見ると体の大きさのわりに目が大きく見える種も多く周囲の変化をすばやく察知して行動する点も水辺で生きるうえで重要な特徴です。
2.代表的なシギ・チドリ類の種
シギ類
シギ類は細長いくちばしと比較的長い脚をもつ種が多く泥浜や干潟でくちばしを差し込んで餌を探します。例としてハマシギやトウネンやチュウシャクシギやオオシギなどが挙げられ体の大きさとくちばしの長さが違うため同じ干潟でも使う場所が少しずつ分かれます。歩き方も種によって差がありゆっくり探るように進む種もいれば小走りで移動しながら餌を拾う種もいます。
チドリ類
チドリ類はくちばしが短めで砂浜や草地を走り回りながら昆虫などを見つけてついばむ種が多く動きが軽快です。例としてコチドリやシロチドリやムナグロなどが挙げられ繁殖期には胸や顔の模様がはっきりして見分けやすくなる種もいます。止まって周囲を見てから急に走り出す独特の動きが観察しやすく同じ水辺でもシギ類とは違う採餌の仕方がよく分かります。
水辺の小型種
小型の仲間は体が小さい分だけ足場の浅い場所や水田の縁などでも餌を探しやすく群れで行動することがあります。例としてトウネンなどは渡りの時期にまとまって見られ採餌のタイミングがそろうと一斉に移動することがあります。小型でも飛翔時の翼の模様や群れのまとまり方に特徴があり慣れてくると遠目でも種類の見当をつけやすくなります。
草地や林縁にも出る種
水辺だけでなく草地や林縁で暮らす種もいて湿った地面でミミズなどを探すことがあります。例としてヤマシギのように林床で見られる種もおり日中は隠れて夕方から動くなど行動の時間帯が違う場合があります。見つけにくい種類ほど鳴き声や飛び立ち方が識別の手がかりになるため姿だけでなく行動全体を見ることが大切です。
3.シギ・チドリ類の生態
多くのシギ・チドリ類は渡り鳥であり繁殖期と越冬期で生活場所を変えます。そのため春と秋には中継地となる干潟や河口へ立ち寄って体力を回復しながら長距離を移動します。渡りの途中は短い期間だけ同じ場所に集まることがあり観察できる種類が一気に増える時期になります。餌は季節と環境で変わりますが昆虫や甲殻類や軟体動物や環形動物などが中心で浅瀬では小魚を食べることもあります。くちばしを泥へ差し込んで探る種は触覚を使って獲物を見つけることがあり地表を歩きながら見つける種は視覚で獲物をとらえて素早くついばみます。採餌の場所は潮位に強く影響され干潟では引き潮の時間帯に広い餌場が現れるためその時間に集中して食べます。一方で満ち潮になると休息場所へ移動し羽づくろいをして体力を温存します。こうした生活リズムがあるため観察する時は潮の動きと水位の変化を意識すると行動が理解しやすくなります。渡りの前後では体重を増やすために採餌へ使う時間が長くなることもあり同じ種でも時期によって行動の印象が変わる場合があります。
4.保護の課題
シギ・チドリ類は干潟や湿地や砂浜など限られた環境に強く依存するため生息地が失われると影響を受けやすい鳥です。都市化や干拓や護岸工事で干潟が減ると餌場と休息場所が同時に失われ渡りの途中で十分に栄養をとれなくなることがあります。農地の利用形態の変化や水質の悪化も餌となる生き物の減少につながり長期的には個体数の減少を招くおそれがあります。渡りを行う種は国境を越えて移動するため一つの地域だけで守っても十分ではなく複数の地域で餌場と休息地を確保する視点が重要です。保護活動や環境保全の取り組みはこうした背景をふまえて進められており身近な水辺の環境を維持することが結果として渡り鳥の支えになります。観察する側も近づきすぎを避けることや休息中の群れを不用意に飛ばさないことが保全の一部になります。

シギ・チドリ類は羽の模様や歩き方や餌のとり方に個性があり水辺の生態系の豊かさを映す存在です。季節と場所で出会える種類が変わるため環境を守りながら観察を続けることがこの仲間の魅力を長く楽しむことにつながります。似た姿の種が多いからこそくちばしや脚や動き方に注目すると違いが見えてきて観察の楽しさが深まります。


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