収録専門用語目次:レプトスビラ症

蜂駆除業者

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レプトスピラ症
病原性をもつレプトスピラ属の細菌によって起こる感染症であり動物の尿で汚染された水や土壌に触れる場面で感染しやすくなります。蜂の巣の調査や駆除では庭先だけでなく物置の裏や用水路の近くやぬかるんだ空き地や雨後の湿った土の上を歩くことがあり人へうつる場合は動物から環境へ出た菌が皮膚や粘膜から体内へ入る流れが中心になるため水辺やぬかるみでの作業や活動を行う時は注意が必要です。とくに蜂の出入りを追って建物の裏手や雑草の多い場所へ入る時は足元の水たまりや泥を軽く見ないことが大切です。

1.感染経路
経皮感染
もっとも典型的なのは保菌動物の尿で汚染された水や土壌に触れた時に皮膚の小さな傷や目や口などの粘膜から菌が入り込む経路です。蜂の巣駆除では長靴が泥に沈むような場所や雨どいの下や排水不良の庭などへ入ることがあり作業中に素手で泥に触れる場合や水に浸かった状態が続く場合はリスクが上がります。手のささくれや小さな切り傷でも入口になるため傷がある日に無理をしないことも現場では重要です。
経口感染
汚染された水や食品を口にすることで感染することがあります。とくに衛生管理が不十分な環境では飲料水や調理環境が汚染される可能性があるため安全な水の確保が重要です。蜂の巣調査や屋外作業の途中で手を洗わずに飲食すると泥や汚れが口へ入るおそれがあり作業後は手指を十分に洗ってから飲食することが予防につながります。
感染しやすい状況
雨の後に水たまりが増える時期や河川や用水路や田畑の周辺で作業する場面では汚染水と接触しやすくなるため防護を意識すると予防につながります。蜂の巣は軒下だけでなく畑脇の倉庫や水路沿いの木や空き地の設備にも作られることがあるため蜂の危険だけでなく足元の感染環境にも目を向けることが大切です。
2.発症と症状
潜伏期間
潜伏期間は一般に5日から14日とされ感染後すぐではなく一定期間を経て症状が出ます。感染の量や体の状態で前後することがあります。蜂の巣駆除や下見のあとに数日たってから体調を崩す場合もあり作業日から時間が空くため関係がないと思い込みやすい点に注意が必要です。水や泥へ触れた記憶がある時は後日の体調変化も軽く見ないようにします。
初期症状
発熱や悪寒や頭痛や筋肉痛が出ることがあり目の充血が目立つ場合もあります。風邪やインフルエンザのように見えることがあるため水辺での活動歴や湿った場所での蜂の巣確認歴が手がかりになります。蜂に刺された後のだるさと混同しやすいこともあるため刺傷の有無だけで判断せず泥や水との接触も思い出すことが大切です。
重症症状
重症化すると黄疸や出血傾向や腎機能の低下などが現れることがありこの型は黄疸出血性レプトスピラ病またはワイル病と呼ばれます。呼吸や循環など複数の臓器に負担が及ぶ場合もあるため早期の受診が重要です。蜂の巣駆除の現場でぬかるみに長く入った後に高熱や強いだるさが続く時は放置せず医療機関へ相談することが大切です。
ワイル病の合併症
重症例では臓器機能不全が進行し治療が遅れると命に関わることがあります。そのため強いだるさや尿量の変化や黄疸などが出た場合は早めに医療機関へ相談することが大切です。蜂の巣を追って水路沿いや農地まわりへ入った時は刺傷だけでなく感染症まで視野に入れて体調の変化を確認する必要があります。
3.感染源と原因
保菌動物
ネズミやイヌやウシやブタやウマなどが菌を保菌し尿中に排泄することがあります。見た目で判断できない場合があるため動物の排泄物が関わる環境では基本的に汚染の可能性を想定します。蜂の巣ができやすい物置や倉庫や天井裏まわりはネズミの出入りと重なることもあり蜂の巣だけを見て足元の衛生状態を見落とさないことが重要です。
汚染された環境
尿で汚染された水や湿った土壌が感染源になりやすく作業や遊びで接触するとリスクが高まります。乾燥した環境よりも水分が残る場所で注意が必要です。蜂の巣の調査で草の多い裏庭や排水の悪い通路や田畑の脇へ入る時は見た目にきれいでも汚染の可能性を考えて防護を整える方が安全です。
環境中での生存
菌は水や湿った土に一定期間とどまることがあり条件が合うと感染につながる状態が続く場合があります。したがって一度の接触だけでなく繰り返し触れる生活環境では対策の継続が重要になります。蜂の巣が何度も同じ水路沿いや空き地で見つかる場合は現場確認のたびに同じ危険へ触れることになるため毎回の防護を習慣化する必要があります。
4.流行地域と発生頻度
発生がみられやすい地域
世界的に分布しとくに東南アジアや中南米など温暖で降雨が多い地域で報告が多いとされます。洪水などで汚染水との接触が増える時期は注意が必要です。日本でも地域や環境条件によっては問題になるため海外だけの病気と考えず水辺や農地に近い場所で蜂の巣調査を行う時は警戒しておくことが大切です。
発生件数の目安
全世界では年間30万件から50万件程度と推測されることがあり実数は地域の検査体制や報告状況で変動します。軽症のまま見逃される例もあるため推計には幅が出ます。蜂の巣の対応後に体調不良が出ても単なる疲れと誤解されやすいため作業歴を振り返って医療機関へ伝えることが重要です。
5.診断と治療
診断
血液検査や尿検査などで感染の有無と臓器への影響を評価し必要に応じて髄液検査が行われることもあります。症状だけで確定しにくい場合があるため水辺での活動歴や動物尿との接触の可能性を伝えることが診断の助けになります。蜂の巣駆除や下見で用水路やぬかるみへ入った事実があれば刺傷の有無とあわせて医療機関へ説明すると判断が速くなります。
治療
抗菌薬としてドキシサイクリンやペニシリンなどが用いられることがあり早期に開始できるほど予後に影響します。重症例では点滴などで全身状態を支えながら腎機能や出血傾向への対応も行われます。蜂の巣駆除後の不調を我慢して遅れると重症化の恐れがあるため症状が出た時は早めに受診することが大切です。
6.予防
汚染水や汚染土壌への接触回避
感染源になり得る水や土に不用意に触れないことが基本であり作業では防水手袋や長靴などで皮膚の露出を減らすことが有効です。傷がある場合は特に注意し接触後は手洗いと洗浄を徹底します。蜂の巣の位置を確認するために草をかき分けたり泥の中へ入ったりする時は蜂対策用の服装だけで足りないこともあるため水対策も意識して準備する必要があります。
飲食の衛生
安全な飲料水を確保し汚染の可能性がある水を口にしないことが重要です。食品は清潔な環境で扱い調理器具や手指の衛生を保つことで経口感染のリスクを下げられます。蜂の巣駆除の前後に屋外で飲食する時は土や泥が付いた手袋のまま口元に触れないよう注意することが実際の予防に役立ちます。
旅行や水辺の活動での注意
流行地域で川や湖などに入る活動を行う時は傷の有無を確認し必要に応じて防護を行います。体調不良が出た場合は活動歴を含めて医療機関へ相談すると判断が速くなります。蜂の巣の相談でキャンプ場や川沿いの施設や農地の倉庫へ赴く場面でも同様であり水辺環境では蜂だけでなく感染症対策も同時に考える必要があります。
ワクチン
レプトスピラ症は予防策がとくに重要でありワクチンの利用状況は国や対象で差があるため一般には接触回避と衛生管理を中心に対策を組み立てます。現場で実行しやすい予防としては長靴の使用作業後の洗浄傷の保護汚れた手で顔を触らないことが基本になります。
レプトスピラ症は早期に気づいて治療へつなげることが重症化の予防に直結します。水や土との接触後に発熱や筋肉痛などが出た場合は放置せず医療機関へ相談して下さい。蜂の巣の駆除や調査では刺される危険に意識が集中しやすいものの用水路沿いや湿地や泥地での作業では感染症の危険も並行して存在します。蜂の巣の場所が水辺やぬかるみに近い時やネズミの痕跡がある時や自分で安全に防護できない時は害虫駆除業者へ相談し無理な自己対応を避けることが現場で役立つ判断になります。


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